去年の夏。コロナ禍で毎年楽しみにしていた家族旅行も行けなくなり、
今年の夏休みはどうしようかなぁ、と思っていたところ知人の家族からキャンプに誘われました。
コロナ禍でキャンプデビューされた方も多いのではないでしょうか。
わが家も例に漏れずひっそりとキャンプデビューをしておりました。
初めてのグループデイキャンプで準備したもの・先輩キャンパーを観察して学んだ事などを備忘録として綴っていきます。
右も左も分からないままキャンプデビュー
キャンプ慣れしている知人におんぶにだっこの形でキャンプデビュー。
今回は泊まりではなく日帰り=デイキャンプ
今まで何回かしたことがあるBBQは貸出用コンロで買ってきたお肉を焼くスタイル。
今回は炭をおこして焚火台を囲みながら焼き鳥、肉、野菜と鉄板で焼きそばを焼いて。
締めは子供達が喜ぶマシュマロを焼いて・・・。
メニューはオーソドックスなBBQメニューだったのですが、全然違ったのが食べる姿勢!
何それ?と思われるかもしれませんが、以前参加したことのあるBBQは備え付けの木のテーブル&ベンチの傍で立食形式。
デイキャンプで一番びっくりしたのは屋根を設置したこと(タープで日よけ)
本当に初心者すぎてすみません笑
「一般的にある施設を使う」発想しかなかったので、自分たちが過ごす快適空間を作り出すというキャンプの醍醐味を見て衝撃をうけたのでした。
せっせとレイアウトを考えてタープを張り、折り畳み式のいすがあらゆる所で組み立てられ(シュピンシュピン細長い棒が椅子になってゆく様…)おまけに組み立て式のおしゃれな調理台まで現れてキッチンスペースが出来上がっていくという。
・・・(すご)(友人達を見つめる初心者キャンパー夫婦)
テーブルとイスが各人数分セッティングされたテラス席でランチしているような空間づくり。
すごい、キャンプって住空間のプロデュース業だったんだ!
と初めてのデイキャンプのクオリティの高さに感動を覚えたのでした。
デイキャンプの持ち物はまずは自宅にあるもので
一番迷うといっても過言ではない「キャンプの持ち物」
皆さんはキャンプするぞーと決まってから何を購入されましたか?
わが家は知人のキャンプについていったので実は・・・
何も購入せずに参戦しました。
知人が焚火台、火器周りのアイテム(火ばさみ・軍手・炭等)と食材を準備してくれていたので「元々自宅にあったテーブル類と食器類だけでいいよ」というお言葉にしっかり甘えましたよ(キリっ)
お気に入りのものを少しずつ集めたい我が家にとっては、案外この先輩のキャンプ用品を参考にしたりキャンプを体験してみてじっくり家族のスタイルに合わせて吟味するスタイルが合っていました。
(一度に購入する予算も取れないしね・・・)
持って行ったもの
何も購入していないとはいえ、アウトドアに必要そうなものはない経験から考えて最低限持参しました。
- 折りたたみテーブル&ベンチセット
- レジャーシート
- 100均プラスチック皿
- 100均蓋つきプラスチックコップ
- 割りばし
- ラップ
- キッチンペーパー
- ジップロック
- 45ℓのごみ袋
- 300均一で購入した折りたたみケース×2(ゴミ箱)
- 虫網(フライングタイガー)
- プラスチック虫かご(100均一)
- 草滑り用のプラスチックシート(100均一)
折りたたみテーブル&ベンチセットは高さが2段階変更できる折りたたみテーブルに細長いベンチも収納できる上記のようなタイプ。
アウトドア用ではなく来客用に購入してあったものでした。
食材の準備もおまかせだったので我が家は気持ち程度の冷凍枝豆(以外にBBQが出来上がる前につまめるものとして重宝した)子どもたちのおやつ等現地ですぐに食べられるものを準備していきました。
また服装について学んだこと。
この日ユニクロの黒のレギンスをはいていったのですが、ミストではなくスプレー式の虫よけスプレーを使うとものの見事にスプレー跡が白く浮き出てしまっていました。
こんな小さな発見も新鮮だったりします。
初めて知った事
キャンプ用語
サイト
サイト=タープやテントを張ったり生活の拠点とするスペースを指す。
「キャンプサイト」って一体なに?と思っていた私・・・。
やっとわかりました!
住空間の魔術師こと、先輩キャンパーの皆さんはキャンプサイト=生活拠点のスペースの広さや風向き、他の利用者との距離感を見ながら椅子やテーブルをレイアウトしていったのですね。
それを「サイトレイアウト」と言うようです。メモメモ。
ギア
アウトドア・キャンプ用語ではギア=道具・用具を指す。
ギアと聞いて、「何、工具?歯車?」と連想していた初心者丸出しの私もちゃんと用語を学びました。「お気に入りのキャンプギア」=「お気に入りのキャンプ道具」という意味だったんですねー。
「このギア新しく買ったんだ~」とちょっとギアという用語を使うだけでキャンパー中級者位になれた気分が醸し出せます。(気分のみ)
キャンプについてからの手順
①到着したら荷物をレジャーシートにのせる。
②風向き等を考えてサイトレイアウトを決める。
③タープ等日よけアイテムを先にたてる。
キャンパーの常識「レジャーシートを広げてせっせと荷物を運ぶ」も、初心者キャンパーにとっては不思議な光景でした。
キャンプの常識 ・夏のキャンプには虫よけスプレー・蚊取り線香必須 ・キャンプ道具は直置きしない。 ・備え付けのテーブルも念の為レジャーシート等を敷く。 ・黒い服は着ない方がいい。(蜂が熊と見間違えて襲ってくる可能性がある為)
モノトーンの服が多めな我が家。バッチリ全員黒のトップス・帽子でした笑
周りをみても「みんなナチュラルテイストな服だなぁ。」と思っただけで帰ってきてからも全然気づかずネットで知りました。
蜂に刺されなくてよかった…!
キャンプデビューして学んだ事
・ジップロップになんでも入れると取り出しにくい、ジップロック地獄に陥る。
(旅行のパッキングはなんでもジップロックに入れていた)
・平面より立体の入れ物の方がキャンプでは出し入れしやすく使いやすい。
(コンテナボックス・スパイスボックス等)
・荷物を少しでも開けておくと虫が侵入してくる。
・網と虫かごは持ってきて大正解。
・設営の間ポップアップテントがあると子供達が遊びやすく・日差しからガードできる。
・割りばしはエコでない・風で飛ばされやすい。
・人数分のプラスチック皿を持っていったけど多めに持っていく方がいい。
大皿として盛り付けに使用したりすると食べる用の皿が不足する。
・駐車場からサイトまでは遠いのでアウトドアワゴンが必要(?)
(この後フリーサイトとオートサイトの違いを知り、必ずしも必要でないと悟る…。)
“ジップロック地獄”についての再現フォトはこちら↓笑
普段旅行のパッキングには仕分け・圧縮に便利に使えるジップロックで食器や衣類を分けてもっていくことが多かったので、旅行と同じようにカトラリーは小さめのジップロック(再現フォトではついていませんが・・・)さらに大きいジップロックで皿と一緒に収納。
サランラップやごみ袋なども全てジップロックに収納。
ジップロック達をひとまとめにしてとりあえずソフトクーラーボックスに入れて持参したところ、縦にジップロックを入れているので物を取り出すのにさっと一覧で見ることが出来ずどこに何があるかがよく分からない。持っていった荷物を使用すればするほどジップロックの山ができるという事態が発生しました。
そして周りの先輩キャンパー達を観察してみると皆さん、平面ではなく立体の収納BOXを多く使っているということが分かりました。
「自立する箱に収納をする」 初めてのデイキャンプでこの言葉を胸に刻みました。
フリーサイト・区画・オートサイトの違いは?
よく聞くサイトの種類について簡単にまとめておきます。
フリーサイト
テントをたてる決められたスペース=区画が決められていないサイト。
どこにテントやタープを建てるかも基本的には自由な為、斜面でない平らな地面や夏は木陰の下などが人気がある。そして早い者勝ちなので早い時間から並んでいる方もちらほら。
区画サイト
テントをたてる決められたスペース=区画が決められているサイト。
8M×8M 等スペースが決められており、「A-3」など区画が番号等で割り当てられます。
ロープ等でスペースが区切られていることが多く、それぞれのスペースが明確にわかるようになっている。
オートサイト
さらに上記2つの区画の有無を表す他に車を横付けできるサイトがオートサイト。
荷物運搬が不要で荷物を積み下ろししやすい。キャリーワゴンがなくても問題なし。
初心者キャンパーの失敗
今回はフリーサイトかつ、車の乗り入れが出来ないサイトでのデイキャンプデビュー。
ここで初心者キャンパーの私たちは「キャンプにキャリーワゴンが必要だ!」と認識してしまいます・・・。
そして次回の泊まりキャンプに向けて真っ先に購入したのがキャリーワゴン。
しかし皮肉にもその後参加するキャンプがほぼオートサイト又は荷台が貸し出し可で出番来ず・・・。
ほら、よく子供達がキャリーワゴンに乗ってるのとかかわいくて実はちょっと憧れてたんだよね。
新品のキャリーワゴンは10か月経過した今も未だに日の目を見ておりません(うそやん)
この話はまた「初心者ファミリーキャンパーの購入品」で書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
初心者キャンパー「ファミキャン始めました~テントは、まだない~」まだまだ続きます。